実際にFIRE(セミリタイア)出来て今の感想

2024年6月末日をもってサラリーマンを辞めてFIRE(セミリタイア)することになりました
思い起こせばFIREを夢見て、目標にしてから今年で16年の月日が経過しています
この時間が長いか短いかは、人によって感じ方が様々だと思いますが、私個人の感想としては
どちらともいえないというのが、素直な感想です
今まで何をしてFIREできたのか?実際にFIREしてこれからどう生活していくかを現時点での考え方をまとめて書いてみたいと思います

なぜFIRE(セミリタイア)を目指したのか?

まず初めになぜFIREを目指したかというと、その頃の私はブラック企業の不動産賃貸会社に勤めていました、将来の夢は不動産会社で独立することでした、30代独身で実家暮らし、おまけにブラック企業で朝から晩まで働きお金を使う時間も無く特に趣味も無かったので自然にお金は貯まります
貯まったお金は無駄使いせず、将来の不動産会社開業費用に充てるためにコツコツ貯金をしていました
そこである事件がおきました、毎年会社で行っている健康診断で「不整脈」の診断を受け再検査するようになりました、子供のころから大きな病気はしたことが無く、体を動かしたりスポーツが得意だったので体力には自信があったので「不整脈」と言われた時は意味も分からずどうやら心臓に関係する病気で、これ以上ひどくなると手術が必要だと言われとてもショックを受けたのを覚えています
後で色々調べてわかったのですが、私の場合は軽度の不整脈なので絶対に手術をしないと治らないという事ではなかったのですが、当時の私は心臓の病気など無縁だと思っていたのでとてもショックでした
原因はやっぱりストレスでした、あとで思ったのですが不整脈以外にも原因不明の蕁麻疹が体中に出たこともあったので、かなり精神的に無理をして仕事をしていたのだと思います
当時の私は手前みそですが、営業成績はトップの成績でトップセールスマンでした、周りからも一目置かれるような存在で自分も会社の期待に応えるべく他の誰よりも多くの仕事をこなしていましたし
売り上げの上がらない周りの暇そうな営業マンを見て、心の中では見下し馬鹿にしていました
将来は独立をして仕事に人生の多くの時間をささげる覚悟でいましたし、仕事が原因で病気になっても悔いはないと本気で思っていました
そんな私が実施に不整脈と診断され、自分の将来の命と健康が危ぶまれると言われたときに(実際はそれほど深刻な状態ではなかったですが)何か張りつめていた糸が切れたような気持になりました
健康ほど普段は当たり前で、失った時に当たり前だった事が尊かったと気づかされることはありません
当時の私も健康の尊さを身に染みて思い知らされました、そこでふと我に返っておもったのが
「仕事をして体を壊したり、寿命を縮めるのは物凄く馬鹿々々しいんじゃないか」
賛否両論あるのは承知の上ですが、この時今ままで仕事人間だった自分のパラダイムシフトされ考え方が180度変わったのを覚えています
わたしはサラリーマンが嫌いでした、トップセールスマンになったのも会社に褒めてもらいたいわけではなく、売り上げを上げる事で周りを黙らせて自由に仕事がしたかったのと、将来の独立の為サラリーマン時代に色々な失敗や経験をすることが目標であり、事実入社する前に何年か後には独立するイメージで退社する時期もある程度決めて入社したくらいでした
そんな私が健康上の理由で独立することを考え直さないといけない岐路にに立たされていました
そこで思い出したのが10年ほど前に読んだ「金持ち父さん・貧乏父さん」という本でした
ロバート・キヨサキさんの著書でとても有名な本です、日本の大家さんのバイブル的な1冊です
「会社を独立するとサラリーマン時代の3倍働かないといけない、大家になればそんな必要はないな」
こう思う様になり会社を興すではは無く、物件を買い大家になり家賃収入で生活していく様にシフトチェンジするようになりました
実際に不動産賃貸業で沢山の大家さんと普段合う事が多かったですし、私は旅行好きなので好きな時に旅行に行ける、どこにいても電話だけで仕事ができる大家さんは私にはピッタリの仕事です
こうして将来は大家さんになり、家賃収入を得てセミリタイアすることを目標に動き出しました


FIRE(セミリタイア)するために何から始めたか

FIREすることを目標に決めた私はまず不動産投資関連の書籍を読み漁りました
当時は今程不動産投資や、副業での情報が少なかったですがまず知識を身に着けようと思い10冊くらいは読んだと思います
そんなことをしなくても普段から家主さんと関りがあるので、直接家主さんに聞けばよいのでは?
そう思った方もいると思います、ですが私が普段かかわっている家主さんは生まれながらの2代目3代目の家主さんで親ガチャに成功した生まれながらのラッキーな人々です
現にいつも暇そうで、金持ち特有の余裕があり「金持ち喧嘩せず」の言葉通り、人と争いや競争をしなくても親の財産で普通以上の生活が約束された人たちです
私はというと、学歴なし、コネなし、親も普通に金なしの平均以下のスペックです
そんな私が対局にいる2代目3代目の勝ち組大家さんと同じ方法で成功するはずも無く、話も合うはずもありません、低スペックに自分に合った方法を探し出しそれを実行するしかありません
そのため関連書籍を10冊程読んで自分に出来る投資手法を考えていました
何の後ろ盾も無い私は、結局自己資金で物件を買うか、融資で物件を買うかの2択しかないのでまずは自己資金で300万円の戸建を始めに買う事にしました
その後融資をしてアパートを買い進めていく事にしました
自己資金=リスクが低い=物件の増えるスピードが遅い
融資使う=リスクが高い=物件の増えるスピードが速い

私は自己資金も使い、融資も使い16年の投資生活で、現在は1戸建3戸、アパート4戸の不動産収益物件を所有することになりました、子供二人世帯の家族4人暮らしには十分な生活費が家賃収入で賄える計算になり、セミリタイアすることにしました
自己資金投資は最悪失敗しても自己資金を失うだけで、借金は残りません、融資だと失敗したら借金が残り最悪破産してしまいます、わたしも最初は借金は抵抗があるので何とか自己資金で物件を買う事を考えていましたが、その後結婚して子供が生まれお金がかかる事が増えていくと、貯金をする事も難しくなっていきます、もし私が結婚をせず独身だったら不動産投資を始めて5年以内にセミリタイアしていたと思います、それくらい独身と所帯持ちでは生活費に雲泥の差が出てきてしまいます
一度はセミリタイアを諦めて、まだ下の子も幼いので下の子が社会人になるまで働こうかと思っていました、そうすると私は70歳まで働かないといけない計算になります、サラリーマンが大嫌いな私は嫌だけど仕方ないなと自分に言い聞かせていました
これは私の持論ですが、投資も起業も独身時代に始めておかないと結婚してからはかなりハードルが上がると思います、事実嫁ブロックに会いほとんどの方が断念していまいた
わたしが不動産投資を始めたのは独身時代だったので、その後結婚して物件を買うときに嫁の理解があり反対されることは無かったですが、これを結婚した後に始めるとなるとここまで出来て無かったと思います、嫁さんが悪いわけではなく人間は本来安全が好きでリスクを嫌うので、多額のお金が必要になる不動産投資や、起業は身内に9割反対されるでしょう、その状況で説得して許可を得るのはかなり長い時間と根気よく説得する膨大なエネルギーが必要になります
何を始めるにもタイミングと順番が大事だという事を不動産投資や、起業にも当てはまります
結局最後は自己資金では物件が増えないという事を思い知ったので、融資を使ってアパート2棟を購入して、最後のアパートを購入した次の月に会社に退職届をだして、夢にまで見たセミリタイアを実現しました、最後のアパートを買ったことで生活費の心配が減り、そうなると会社にいく事が今まで以上にめんどくさくなり、次の月に速攻で会社を辞めました(笑)、自分でももう少し様子見ようと思ったのですが自分の気持ちには逆らえず、事実他の社員との仕事に対する熱意や真剣さが自分も周りから見ても明らかにやる気をなくしていました、もともと会社に入る前も融資を使うためにサラリーマンでいる必要があり、仕方なくサラリーマンをしていてやる気も無かったですが、それにも輪をかけてやる気をなくしていたし、出来ればクビにしてくれたら楽なのにとも思っていました、辞めたら会社の人には会う事は一生ないでしょう電話帳もブロックして離職票などを貰ったらすぐに電話帳から削除するつもりです
それくらい私にとって会社はどうでも良いところで、会社を利用して自分の生活を良くしようといつも思っていたので、1ミリも未練はありませんでしたもう絶対にサラリーマンには戻らないし、アルバイトでも雇われるという雇用体系は絶対にしないと心に決めています
高卒で社会にでて、33年間雇われ人として働いていましたが、1度も自分に合っていると思った事はありませんでした、常に居心地の悪さと周りからの同調圧力に辟易していていました
家庭を持った以上は責任があり、安定を求めてしまうのでサラリーマンが良いと思っていましたがいざ辞めれるとなると、すぐに辞めてなんの未練もない自分はやっぱりサラリーマンが嫌だったんだなと改めて感じています、これからセミリタイアして収入も不安定になり、サラリーマンのような社会保障も無くなりますが、それでもサラリーマン辞めて心の底から良かったと思います、これだけはこれから先色々な困難な事があっても変わる事は無いという自信があります



これからFIRE(セミリタイア)をしてどうやって生活していくか

毎月の生活費は家賃収入で賄えます、それだけではなく私は旅行が好きで年に3回以上は国内旅行海外旅行を家族で行き、旅行の費用だけで年間100万くらいは使っていると思います、その金額も家賃収入で賄えますし、いざとなれば嫁さんも専業主婦で働く事も出来るし、私自身大家業は毎日ひまでやることが無いので、在宅でパソコン1つで始めれる仕事をしようと思っています
雇われではなくあくまで個人事業主として、業務委託という形でフリーランスでゆるく仕事をしていこうと思っています
完全にリタイアしてしまうと暇で仕方ありません、事実会社を辞めて1週間であきてしまいました
嫁さんにも家にいて何もしないと邪魔者扱いされて居心地が悪いです
初めに言っておきますが、私は仕事人間ではありません、仕事は嫌いでできればしたくありません
ですがお金は皆さんと同じように大好きですし、お金儲けも大好きです
サラリーマン時代はいくら頑張っても大して給料に反映されずやる気もおきませんでした
ですがこれからは自分のしたい事を決めて、それでお金儲けをしていこうと思っています
やらされて仕方なく仕事をするのではなく、自分で考えて自分で決めていくのでそれほどストレスを感じていません、もしかしたらその仕事が楽しくなり没頭していくかもしれません
現時点で考えているのは物販で毎月10万~30万くらい入れば十分だし、自分で仕事量も調整するつもりで考えています、サラリーマン時代に仕事に使っていた時間は通勤時間を含めて1日10時間か11時間は使っていました、その時間を使えば無理な数字ではないと思いますし、サラリーマン時代の収入を超える事も考えられます、そう考えていると毎日楽しくて仕方ありません
仕事しても良いし、しなくても良い、するなら時間も自分で決めて仕事できる、私を含めて皆さんは仕事が嫌いなのではなく会社という閉鎖的な社会生活と人間関係が嫌で仕事嫌いになっていると思います
実際に私も仕事自体は嫌いではありませんでした、それより会社の人間関係や生産性のない会議などの決まりごとが嫌で仕方がなかったのでサラリーマンが大嫌いになりました
今は全て自分で決めれる立場になり、リスクや責任もありますが本当に自由になり幸せを感じています
これから始める物販も軌道に乗ればいずれ記事にしていこうと思っていますし、もしかしたら違う仕事を始めるかもしれません、でもそれで良いと思っています、この世の中不確定な事しかありません
サラリーマンは安定していると言いますが本当にそうでしょうか?昭和の高度成長ならともかくサラリーマンの給料は30年上がっていませんし、これから倒産する会社も増えるでしょう
倒産が増えるとしたら私は人手不足で倒産が増えると思っています、事実私が辞めた会社は建築不動産会社でしたが、経験者が少なく20代の社会に出たばかりの若者か、40代のど素人おばさんが入ってきたり、キャリアはあるが定年間近の65歳以上の爺さんが入ってきたりと、スキルを持っている働き盛りの人は私以外に入ってきませんでした、私は腰掛でいたのですが、そのつもりでなければとっくに転職していたでしょう
スキルのある人はもっと給料の良い会社に入社するか、転職するでしょうし、残った中小零細企業は仕事はあるけど人材が集まらず仕事が回らずこの会社も倒産するとのではないかと思っています
それに加え物価高で物が売れないので、会社としても利益が伸びずそのため社員の締め付けを厳しくするので、今いる社員も耐えかねて辞めていくと思います
タイタニック号の様に沈む前の会社を辞めて避難出来て本当に良かったです
これからは個人の時代、フリーランスの時代だと思います、大きく儲けなくれても良いので自分とその家族が生活できるくらいの規模で良いし、サラリーマンはスキルを磨くためだけにいて、スキルが身に付いたらとっとと辞めて独立かフリーランスになった方が賢明です、その方がサラリーマンをしてしょうもない人間関係や理不尽な会社で疲弊することもありませんし、何より自分の人生を生きているという実感が湧いてきます、サラリーマン時代は他人の人生を生かされている感じがして本当に嫌でした
最後に私には小学生の息子と幼稚園の娘がいます、その二人に私の様にサラリーマンを長く経験させたくありません、私が今まで培ってきた投資やこれから始める物販などの仕事を私が実験台となり身をもって体験することで、息子や娘たちにも教えていこうと思います
そう考えると今やっている大家業や新しく始める物販業もより一層やる気が出てきます
いつか私が経験してきたことが子供たちに活かされて、幸せになってくれれば今までの私の経験が私だけのものではなくもっと価値の高い物になってくれると信じています
そのためにこれからも新しい事や楽しい事にチャレンジしていき、充実した人生を送りたいと思います

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