【体験談】売買不動産会社に10年勤務していて、実際に家を建てた私が思う失敗しないマイホームの買い方

夢のマイホームを探そうとすると、決めなければいけない事が沢山出てきます
何から決めればよいか分からず、途方に暮れるかたもい多いです
不動産会社に10年以上勤めている私から言わせて頂くと一番最初に決めなければいけない事は
「予算一択です」それ以外の事は後から決めればなんとでもなります
この記事を読むと初めに予算を決める事がいか大事かという事が分かります
それとマイホーム探しを遠回りせずに探すことが出来ます

まず初めに予算をきめよう

マイホーム探しは一生に1度か2度の出来事で、当たり前ですがみなさん初めての経験です
この世で1番高い買い物をするので慎重になる気持ちもわかります、いざ始めてみたものの何から始めたらよいか分からず、途方に暮れる方も多いと思います
どんなマイホームを買うか考えるだけでわくわくして楽しいですが、ここであえて言わせて頂くとまずは予算を決める事を最優先にしてください!

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夢のマイホームで夢を見るのはわかりますが、みなさんよく考えてください
財布の中にお金がいくら入っているかわからないのに、スーパーに行って買い物ができますか?
出来ませんよね、毎日の買い物でも財布の中身との相談で決めているはずなのに、マイホームとなるとなぜか夢が先行して予算を無視して間取りとか場所を気にして探してみたものの、結局は予算オーバーで、無駄な時間だけ浪費して遠回りする方が非常に多いです
「不動産営業の仕事はお客さんに現実を見せる事」これは私が不動産会社に入社した時に当時の上司から言われたセリフです、予算を決めないと結局はどんなに夢を見ても買えないものは買えません
無理して住宅ローンを融資限度額ギリギリまで借りても毎月の支払いに追われて、結局はマイホームを手放すことになってしまっては意味がありません
現実的な予算をまずは決めましょう、今住んでいる賃貸マンションの家賃と同じ支払いを希望する方は多いです、ですが現実的には今の家賃から10,000円~20,000円は上がってしまいます      【体験談】賃貸不動産会社に10年勤務、賃貸不動産家主である私が思う賃貸不動産契約費用を安くする方法
今と同じ家賃に抑える事も可能ですが、よほど自己資金を何百万も使うか、価格を抑えた物件を買わない限り賃貸と同じ支払いに抑える事は難しいと思った方が良いでしょう
通常マイホームを買うとなると今の賃貸よりも間取りは広くなるし、新しくなることも多く、設備も賃貸とでは比べ物にならないくらい良くなるのでそれで家賃と同じ額の支払いで抑えるというのは無理があると少し考えればわかる事だと思います、そのうえで毎月払える金額を決めて物件探しをすることが大切です、殆どの方は予算をある程度決めてもそれを上回る物件ばかり見ている事が多いです

実際に不動産会社を訪問物件を紹介してもらおう

現実的な予算を決めた後は、ようやく次は物件探しになります
最近はSUUMOなどのネットで殆どの物件情報が手に入ることになります、皆さんネットで物件検索をして探している方は多いと思います、その中で気になる物件が見つかったらその物件を掲載している不動産会社に連絡をして実際に物件を見せてもらいましょう
不動産会社に物件を見せてもらう際にはおそらくアンケート用紙の記入を求められます
これはお客様の希望の条件を聞き出して、他にも条件に合う物件があったら紹介してもらうために書くのですが、もう一つは不動産会社がお客さんに営業の電話を掛けるために書いてもらうものです
しつこい不動産会社ならアンケート用紙を書いた後に何度も営業の電話がかかってくることもあります
昔は自宅まで営業マンが来ていた事もありましたが、最近では自宅まで来ることは無くなりました
NHKの集金人並みにしつこい営業マンもいますので、その際は無視しましょう
相手も忙しいので1回か2回無死をすれば脈が無いと気づき、次のお客さんのところに行ってしまいます
モデルルームや実際の物件を見た際にはいくつか見るポイントはありますが、あまり気にしすぎるといけないので、フィーリングと感性で物件を見るだけで十分です
余談ですが物件探しは奥様や女性が決めた方が絶対に良いと言えます、理由は家にいる時間が一番長いのは奥様ですし、家事をするのも奥様なので、奥様が使いやすいように水回りや買い物に近い環境なのかなど細かいところまで女性は見てくれます、これに対して男性は大雑把なので価格と会社までの通勤時間しか気にしない方がほとんどです、たまに男女逆転している家庭もありますが、私の経験上物件を決めるのは奥様が気に入ってくれないと絶対に決まりません!奥様が気に入ってくれるとかなりの確率できまります、私たち不動産会社の営業マンはそのことをよく知っているので奥様を味方につけて攻略するようにいつも考えています、過去に旦那さんが一人で見に来て絶対に決めます!と言って次の日奥様を連れてきてキャンセルになったことがありました、ですが逆に奥様が決めて後で旦那さんを連れて来た時にはキャンセルになったことは過去に一度もありません
家庭での力関係もありますが、家は女性の城のようなものですので奥様に主導権を握って決めてもらう方が間違いないでしょう、事実不動産会社に勤めている私でさえマイホームを建てた時はうちの妻に殆ど決めてもらって私は価格と通勤時間だけしか気にしていませんでした

中古?新築?注文住宅?戸建?マンション?リノベーション?

マイホームには色々なタイプがあります、様々な事情でマイホームを決めると思います
注文住宅>新築戸建て>新築マンション>中古戸建>中古マンション
これは一般的に価格順位に並べた順番です、一番高いのは注文住宅で一番安いのが中古マンションの順で並んでいます
マイホームを探す前に予算を決めていくと、決めた予算の中で自分たちの買える物件が決まってくると思います、土地が付いていて自分たちの希望を聞いてもらう、新しく建てる注文住宅が一番高くなり、土地が付いていない、中古の1戸建てよりも狭い中古マンションが一番価格が安くなります
ただ価格だけではなく、子供がいない夫婦で二人しか住まないのであれば、1戸建てのような広さはいらず、マンションで十分ですし、一般的に立地条件は戸建よりもマンションの方が良いです
そういった様々な事情を踏まえて物件を決めていくと思います
中古の戸建のマンションならばリフォームとリノベーションが必要になります、一般的に特に水回りは毎日使う設備なので築年数の影響を受けて古くなるでしょう、そのため中古物件を購入する際には水回りを含めたリフォーム費用も物件価格とは別に予算として計算しておいた方が良いでしょう
リフォーム済み物件として売りに出されている物件も見かけますが、売主が必要最低限のリフォームしかしていないので、気に入らなかったり、結局その分価格に転嫁されていて高かったりと希望とはかけ離れている物件が多いです
好みは千差万別で家庭事情もあるので、一概には言えませんがまずは予算を決めて、毎月の返済額を決めて、それから物件の種類を決める事が一般的になるでしょう
皆さん物件探しは一生懸命するのですが、住宅ローンの申し込みやお金の話となると急にテンションが下がる人がいますし、お金の話をしたがらない人が多いです、経験上こういった方は後で何か隠し事や過去に自己破産などのトラブルがあり、住宅ローンの審査が通らない人が多いです
それと旦那さんが過去に金銭トラブルや借金を抱えていて、それを奥さんに内緒にしていた事がばれるのが怖くて、ローン申し込みの直前になってキャンセルする方もいます、内緒にしていてもローンの審査の申し込みをすると必ずばれるので、後ろめたい事があれば先に言っておいた方が良いですね
大事な事なのでもう一度言わせていただくと、どんなに頑張っても予算外の物件は買えないですし毎月の返済額が多い住宅ローンは銀行も組んでくれません、一番大事なのは予算と毎月の返済額なのに間取りや設備の事ばかり必死になって語る方が多いですが本末転倒です
間取りや設備などは予算を決めてその中で買える物件が決まり、住宅ローンの審査が通って初めて考える事です、順番を逆に考えている人が非常に多いのでここを間違えないでください
ここを間違えてしまうと、物件だけ先にきめてしまい、住宅ローンが組めず結局はまた1から探しなおしとなり、遠回りをして無駄な時間と労力ばかり使ってしまう事になります

住宅ローンの申し込みをしよう

購入する予算と物件が決まったら住宅ローンの申し込みをしないといけません
仮審査→本申し込み→金銭消費貸借契約→決済引き渡し
1口に住宅ローンと言ってもマイホームを購入して引っ越しをするまで通常銀行に4回行かないといけません、ここで一番最初に行う仮審査で審査に通らない人が私たちの感覚では5人に1人の割合でいます、理由は様々で銀行が決める事なので詳しい内容は私たち不動産会社には教えてくれませんが、大体が他の車のローンの残りがあるのでこれ以上ローンを組めないとか、ローンを組めるけど希望の金額満額まで組めないとかの理由で審査に通らない人が多いです、通常であれば年収の7倍から8倍までは住宅ローンを組めるのと最近では35年ローンよりさらに長い40年ローンも増えてきました
住宅ローンも金利が少しでも安いネットバンクも出てきています、住宅ローン会社は不動産会社が紹介してくれますが、基本的にはお客さんが決めて良いので、自分で少しでも金利の安い条件の良い銀行を探して契約する方が良いでしょう
毎月の返済額に影響があるのは金利ではなく、住宅ローンの借り入れする金額が一番影響します
金利を少しでも安い銀行で借りたとしても毎月数千円の違いしかありません、数千円の違いでも大きな違いですが、数万円の違いがないと家計にあまり影響はありません
数万円の違いは購入する物件の金額を下げるか、自己資金を数百万円単位で入れないと出てきません
毎月の住宅ローンの支払い金額が思った以上に高いというのは、もしかしたら高望みをしすぎているのかもしれません、マイホームを購入した次の年には容赦なく固定資産税の請求が届きます
地域にもよりますが固定資産税の金額は数十万単位で来るので、この金額も毎月の住宅ローと同じランニングコストとして考えていないと住宅ローンを目一杯組んでしまい固定資産税が払えないという事が起こり、最悪家を手放さないといけなくなります、家を手放さないまでも毎月住宅ローンの支払いで精いっぱいになり、買い物や旅行などのその他の趣味や楽しみにお金が使えず、味気ない生活になり何のためにマイホームを買ったのわからなくななってしまいます
築年数3年などの築浅物件が中古物件として売り出されることをよく見かけます
理由は離婚が半分、毎月の返済が苦しくなったのが半分といったところでしょうか

せっかく買った夢のマイホームを手放さなくてはいけないとなるととても悲しいです
それには住宅ローンの返済金額は、余裕をもって決めるように心がけましょう
マイホームを買う事はゴールではなくて、スタートだという事を肝に銘じておきましょう

まとめ
夢のマイホーム探しは夢を追う事ではなくて、現実を追う作業です
現実をまず直視してからマイホームを探さないと、時間だけ浪費してしまい、遠回りしてしまします
マイホームを買う事はゴールではなくて、スタートなのでこのことを肝に銘じておきましょう

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