賃貸不動産の営業マンと賃貸物件のオーナーをしております、片方なら沢山いますが両方経験している人はあまりいないと思います、そんな私が一般の方が知らない不動産業界の裏側を教えます
この記事を読むと不動産業界の裏側がわかり、少しでも安く賃貸物件を契約出来るでしょう
何件か不動産会社を訪問
まずは不動産会社を訪問してみましょう、その前に事前にSUUMOなどのポータルサイトで物件情報を軽く見といても良いですし、全く見ていなくても大丈夫です
不動産会社を訪問する理由は、その会社の雰囲気や担当者との相性を見るのが目的です
例えばアパマンショップやエイブルなどの全国展開している不動産会社であっても、コンビニとは違い完全なフランチャイズ契約ではなく、元は○○不動産があって○○不動産がアパマンショップやエイブルの看板を借りて営業しているので、同じ系列の会社であっても会社によって雰囲気や社風が全く違います、テレビで宣伝している誰もが知っている不動産会社だと思って入ってみたけれど、中身は古臭い昔のままの不動産会社でイメージと違ったという事はよくあります
逆に名前も知らない地元の小さな不動産会社であっても、入ってみたら親切に接客してくれて感じが良い会社も沢山あります、ですので何社か不動産会社に訪問してみないとわかりません
それと同じ会社であっても、担当者によって相性が合う合わないもあります
担当者によっては親切にしてくれる人もいますが、別の担当者によっては不親切で自分の営業成績しか考えてない担当者というのは実際に沢山います営業マンの給料は歩合制が多いので仕方ないのですこれも担当者によって個人差があるので、実際に訪問してみないとわかりません
今ではネットで殆ど物件情報を把握出来て、中には動画で室内が見れて訪問する必要もないような物件もありますが、大事な住まいを探してくれる会社と営業マンはやはり信頼出来る人じゃないと安心して住めないので、実際に訪問してあってみる事で判断することをお勧めしています
【体験談】売買不動産会社に10年勤務、実際に家を建てた私が思う失敗しないマイホームの買い方
訪問してみたら同じ物件を紹介されることに気づく
実際に不動産会社を訪問すれば、アンケート用紙を記入して物件紹介を受けることになります
場所・家賃・間取り・築年数・ペットが飼えるかなど色々な条件が出てくることと思います
私の経験上一般の人の家賃相場と、実際の家賃相場には10,000円~20,000円くらいのギャップがありました、ここを理解してもらうには沢山物件を見てもらうしかありません、実際に見に行かなくても良いので、物件資料だけでも沢山見る事で、家賃相場のギャップを埋めることができます
同じ条件で不動産会社を数社訪問して、物件資料を出してもらうと一つの事に気付きます
違う不動産会社なのに、同じ物件を紹介される事が頻繁にあります
紹介された物件の9割は同じだった、もしくはすべて同じ物件を紹介されたというのはよくある事です
これはなぜかというと、家主の立場から空室を埋めてもらうのに1社にだけ任さずに複数の不動産会社に紹介してもらう様にお願いをしています空室を埋めてもらうのならばどこの不動産会社でも構いません
なので条件が変わらない限り、不動産会社を数社訪問しても同じ物件が出てくる事は仕方がない事なのです、中には違う物件を紹介されることもありますが、たまたま前の担当者が紹介し忘れたとかの物件が出てくる事がありますが、営業マンも契約をとるために必死なので良い物件から紹介していきます
後から紹介される物件は条件に合わない物件がほとんどです
同じ物件が紹介されるなら、複数の不動産会社を訪問しなくて良いじゃないかと思ったと思います
私が複数の不動産会社を訪問する事をおススメしたのは、別の理由があります
その理由は次章で説明したいと思います
初回見積もり費用を比較する
複数の不動産会社を訪問して、物件をいくつか紹介してもらい、気に入った物件が見つかったとします
そこで気づくことがありますその物件はA社とB社で紹介されて見積もりを貰ったらB社の方が高いぞ?
同じ物件を契約すはずなのに見積金額が違うのはどうしてでしょうか?
家賃・共益費・駐車場代金は一緒です、敷金・保証金も一緒だと思います
違いは礼金がある会社とない会社があったり、そのほかのオプションで殺菌消毒費用や設備維持費などのよくわからないオプションがついている会社は見積金額が高くなっています
経験上オプションは必要ないし、不動産会社の方針で売り上げをあげるために付いている項目です
ならば、見積金額を見比べて1番安い見積金額の会社で借りればよいのです
もし見積金額の高い会社の担当者が気に入り、そこで借りたいのであれば、オプションを外してもらうように交渉してみる事です、そうすればかなりの確率でオプションを外してくれます
不動産会社はまだまだ敷居の高い業種ですし、ブラックなイメージも根強く残っています
最近はネットのおかげで少しづつオープンな業種になりましたまずは知識として知っておくことが大事です、そのうえで交渉するかしないかを決めればよいのです
不動産会社と家主へ交渉する
初回見積もり費用の事で、交渉しましようとお伝えしました
これは初回費用だけではなく、家賃や敷金、礼金そのほかの事でも当てはまります
一般的に家賃交渉は出来ないと思っている方が多いのですが、これは間違いです
ですが、どの物件も家賃交渉が出来るという事はありません
人気物件や築浅物件などの物件は難しいでしょう、断ってもすぐに次の入居希望者が現れるからです
逆に築古物件や、空室に長い物件などはや家賃交渉すると高い確率で成功します
ですが家賃交渉は常識の範囲内で行いましょう、非常識な金額を提示してしますと逆に嫌われてしましますので、その点だけは注意をしてください
家賃以外の条件も同じ理由で交渉可能です、家主の立場からすると空室が一番嫌で、入居してくれるのならば、少しの条件は仕方ないと思っています
家主としては家賃を少し安くしても、長く入居していただいた方が結果的には得なのであまり無茶苦茶な条件ではなく、交渉することは悪い事ではなくWIN、WINの関係で考えています
まずは気に入った物件が見つかったら交渉してみてダメなら仕方がありません、交渉できれば儲けものだと思いますし、ダメでも失うものは無いと思います
家主と入居者は実際に顔を合わすことはありません、そのために仲介の不動産会社に仲介手数料を払っているのですから、仲介会社にお願いをして積極的に交渉してみるのも良いと思います
まとめ
不動産業界の裏側を知ることで、優位な条件で契約をすることが出来ます
まず相手を知ることが大事で、そのうえで交渉するかどうかは決めればよいのです
交渉するかしないかの選択肢があることが大事で、相手の言いなりにならない為にも知識武装しておきましょう
コメント