セミリタイア(FIRE)と認知症について

皆が憧れるセミリタイアですが、セミリタイアできたからと言って皆が幸せになれるとは思わなくなってきました、今まではセミリアイア出来る人は人生の勝ち組だと思っていて、そこにたどり着けるように、いつも頑張っていましたが、認知症になった父をみて考えが変わりました
「もしかして頑張ってセミリタイアできたとしても、俺も認知症になるんじゃないか?」
そう思う様になり、セミリタイア自体にあまり関心が無くなってきました
この記事を読むとセミリタイア自体が本当に幸せになれるのかどうか考えるようになります

私がセミリタイアしたい理由

セミリタイアに憧れています、毎日好きな時間に起きて、好きなものを食べて、好きな事をして、好きな時間に寝て、そんな生活が明日も明後日もずっと続きます

FIRE(セミリタイア)するために続けている事
まるで小学生の頃の夏休みのような生活が毎日続くと思うと、憧れでしかありません、出来る事なら今すぐにでもそうなりたい、毎日嫌な仕事をして、嫌な人間関係に悩まされて、嫌な会社に行って、疲れている人なら心の底からセミリタイアに憧れている事と思います
私がセミリタイアを目指すようになったのは、旅行好きな性格から会社勤めなので、旅行に行きたいと思ってもすぐには行けなくて、日程も短くなったり、休みが取れず安い時期があるのに、わざわざ高い時期しか行けないのが嫌だからセミリタイアしたらいつでも好きな時に好きなだけ旅行に行けると思ったからです、よく考えたら会社勤めでもまとまった休みが取れて、平日の安い時期に休みが取れる方ならセミリタイアしなくても行けるんですね
むしろサラリーマンの方が気楽だし、よほどの失敗でもしない限りは毎月決まった金額のお給料が入ってくるので、生活は安定していきます
私の職場がもしこれから休みが取れやすくなり、仕事さえしていれば自由に旅行に行ける環境が整えばセミリタイアの事は考えなくなるかもしれません
これからの時代私は、おそらく70歳くらいまで働かないと生活ができないと思います
質素な生活なら出来るのかもしれませんが、生きている意味もないような、自分の好きな旅行にも行けないような生活ならばセミリタイアしても意味がないので、それならば長く働いて年金受給時期を遅らせて、少しでももらえるお金を増やそうと思っています
セミリタリタイアをして自由な時間を持て余すくらいなら、サラリーマンとして適度に仕事をする方が生活は安定するし、良いかもしれないと最近思うようになりました
転職も視野に入れながら、自分のライフスタイルに合った働き方ならば、必ずセミリタイアしなくても良いかなと、思考が変化するようになりました
セミリタイアは出来たらしたいですが、無理をしてまでもしたいと思わなくなっています

お金に困ったらまた働くのか?

夢がかなってセミリタイアができたとして、その後お金に困ったら働かないといけません
定年退職で年金暮らしのリタイアと違って、セミリタイアは全く何もしなくても生活できるわけではありません、私が考えているセミリタイアのモデルは、不動産の家賃収入、ブログ収入、FXでの収入と3つの不労所得でセミリタイアを考えています、ですがすべて甘いものではなく不動産収入は今のところ安定していますが、常に空室のリスクと物件が古くなることによる修繕費増のリスクがあります
ブログとFXについては今年から始めたばかりで、収入になるかどうかもわかりません
そうなるとセミリタイアとはいえ、働かないといけないし、悠々自適な生活ではありません
どちらかというと、個人事業主やフリーランスでの時間や場所に縛られない生き方の延長線上にセミリタイアがあると思っています
お金に困ったらまた再就職するか、アルバイトを掛け持ちでもしていかなければ生活ができないと思います、それくらいの準備と覚悟が出来て初めてセミリタイアをするかどうか決めたらよいと思います
ですがセミリタイアの目標は持ち続け、努力をし続けて少しでも夢に近づけていくことが大事だと思います、仮にできなくても今よりは成長出来ているし、人生は1回しかないので、自分のやりたい事に対しては素直になりたいし悔いを残したくないですからね

FIREとセミリタイアは何歳でするのが良いか?

セミリタイアして幸せになれない人もいる

セミリタイアしたら皆が幸せになるとは限りません
セミリタイアに向いている人と向いていない人がいるからです
セミリタイアに向いている人は、自分で事業をしている人や自分で考えて行動できる人だと思います
セミリリタイアに向いていない人は、自分で考えて行動できない人や、指示待ち人間の方で、サラリーマンの方に多いのではないかと思います
セミリタイアをして失敗しても誰も責任を取ってくれませんし、自由な時間も増えるセミリタイアは自分で考えて行動しないと毎日が無駄になってしまいますし、おそらく暇で耐えられないと思います
自分で考えて行動できて、自分のやりたい事が分かっている人はセミリタイアをしても幸せになれるでしょう
セミリタイアをして幸せになれない人は、リスクを負うことを嫌い、自分で責任を取りたくない人や、自分のやりたいことが分からなくて、何をしてよいのかわからない人はセミリタタイアをしても幸せになれず、こんなはずじゃなかったと後悔することになるでしょう

必ずしもセミリタイアしなくても良い

私はこれまでセミリタイアを目標に頑張ってきました、これからもセミリタイアを目標に頑張っていきます、ですが最近は必ずしもセミリタイアをしなくても良いのでは?と思うようになりました
一番の原因は私には認知症の父がいました
先日85歳でこの世を去りましたが、80歳を過ぎて認知症になり、始めは軽度だったのですが徐々に進行していき、亡くなる直前は一緒に住んでいる家族も介護が本当に大変だったと聞いています
父は個人事業主でしたが、事業に失敗をして借金こそありませんでしたが、60歳になる前には仕事もやめて家にいるようになりました
父は読書家でいつも本を読んでいました、私も父の影響で読書をするようになりましたが、父は読書以外では毎日テレビを見るくらいしか楽しみが無かったのだと思います
父の若いころはゴルフが好きで、ゴルフも上手で私も何度か一緒に行ったことがありました
ですが仕事を辞めて家にいるようになってからは、外にでてゴルフもしていなかったと思います
元々社交的な性格ではなかったので、仕事を辞めてからは引きこもりに近い生活が長く続きそれが原因で認知症になったのだと思います
読書をしていたので頭は使っていて認知症にはならないと思ってましたが、人間の脳に一番刺激があるのは、実際に人に会ってその人の表情を見ながら話をすることだという事が、最近の研究ではわかってきています、読書は知識こそ得られますが、脳に与える刺激は殆どありません
人と対峙して会話をしたり、社会生活を送ることでそれがストレスになったとしても脳には良い刺激になります、そのためにはやはり外の世界にでて人とコミュニケーションをとることが大事です
母が父が亡くなる直前に、介護をしていたのを見ていると本当に大変そうでした
私がもし将来認知症になったら子供や妻が同じような思いをすると思うと、認知症にならない様に今から気を付けようと強く思うようになりました
それまではセミリタイアをしたら朝からボーとして好きなことが出来ていいなと思っていましたし、自分もセミリタイア出来たらそうしようと思ってましたが、そうは思わなくなりました
むしろセミリタイアして認知症になるくらいなら、適度なストレスを抱えながらでも社会生活を続けていく方が、心と体の健康には良いのではないかと思うようになって行きました

【体験談】転職を10回してみてわかったこと
セミリタイアは私の夢であり目標です、何年かかっても出来るのであればやりたい事です
ですが、必ずできなくても健康で充実した生活を送れるのであればそれでも良いと思います
一番大事なのはセミリアイアすることではなく、自分と自分の家族が健康で幸せな生活を送れるのであればその生活こそが一番であり、それは時代や考え方で変化していくのであれば、その都度軌道修正を加えながら柔軟に決めていけばよいと思います
そのためには転職や起業、アルバイト、副業など様々な選択肢の中からベストな方法をこれからも模索していきたいと思っています

【体験談】不動産投資を15年続けてきて今思う事

まとめ
頑張ってセミリタイアできたとしても、みなが幸せになれるとは限らない、セミリタイアして社会生活から全く接点が無くなると、認知症のリスクが上がってしますので、そうなるくらいなら必ずセミリアイアしなくても、適度に社会との関りをもって、適度に仕事をしてストレスの掛かり過ぎない環境で健康的に歳をとる方が幸せだと思えてきた

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